空手を習うとすぐに集中力や礼儀が身につくと考えるご父兄が多いですが、発達の未熟な子どもにはとても難しいことです。
発達にはプロセスがあり言語やコミュニケーションといった発達は、呼吸、感覚、動作という基礎的部分ができてから獲得されます。
呼吸がしっかりとできていなかったり、まだ身体の感覚を統合しようとしている子どもは、急に泣いたり、大きな声を出したり、回ったり、跳ねたりします。
これは、発達の基礎部分を満たすために、身体が欲求し自然に行っていることなので、抑制せずやり切らせることが発達の近道です。
しかし、指導をする側が空手の練習はこうあるべきという思い込みやマニュアルを子どもに強要すると、いつまでたっても言語やコミュニケーションの発達を得られないどころか空手だけでなく発達に欠かせない運動を嫌ってしまう子どもを作ってしまいます。
こういった問題を解決し子ども達の行動を理解し発達させていくために、当施設では空手療育士が原始反射へのアプローチとビジョントレーニングを交えた空手を行っています。
これにより、発達の基礎部分が構築され言語やコミュニケーション能力が身につき集中力や礼儀の獲得に繋がります。
みなぽっけでは、障がいを抱えて習い事が難しい子やせっかく療育で培った力をさらに伸ばす子の為に、空手指導実績20年以上、療育現場経験5年以上の代表が空手療育を2019年4月よりスタートしました。
そして、同年5月に「空手療育士」を商標登録し空手と療育の専門知識を融合した空手療育士の育成に力を注いでいます。